- 火縄銃や古式銃砲のレーザー溶接は可能ですか?
- 文部科学省のガイドラインには登録証付古式銃は原則、文化保存の見地から現状維持を推奨すると有りますが、火縄銃は古く、摩耗や腐食などで実使用するには不具合が発生する場合が有ります。当社ではお客様のご希望される範囲で溶接補修を施工させて頂いております。
- 特急で対応して頂きたいのですが?
- 溶接内容にもよりますが、即日、即納対応を基本としております。また、休日・深夜も出来る限り対応させて頂きます。お気軽にお電話にてお問い合わせ下さい。
- 個人でも対応して頂けますか?
- 当社で対応出来る案件でしたら対応させて頂きます。詳しくはお問い合わせください。
- 車、バイク関係の溶接も可能でしょうか?
- 保安部品以外で、安全が確認出来る物でしたら対応させて頂きます。
- アクセサリー、ジュエリー、眼鏡等の溶接は可能でしょうか?
- ほとんどの金属が対応可能ですが、強度が出ない場合も有りますので、ご相談下さい。
- どんな物でも溶接、肉盛して頂けますか?
- 物理的に出来ない物もあります。またお客様の信用の為に、溶接をしない方が良い場合も有ります。しない方が良い理由はその場で詳しく説明させて頂き、お断りさせていただく場合もございますので、ご了承ください。
- YAG レーザー溶接とは?
- レーザー加工法の一種で簡単に言いますと太陽光を虫眼鏡で集めて、黒い紙に穴を開ける原理と同じです。レーザー発振器から放出する平行なレーザー光線をレンズで集光して小さい焦点を作ります。焦点には高密度高温エネルギーが発生しますので、この焦点とに照射して溶かして使用します。
- ピンホール、巣とは?
溶接金属を加工した時に表面に現われる、小さいブローホール、巣の事です。
肉盛溶接中に表面に発生する事も有ります。- ヒケ(アンダーカット)とは?
溶接金属が母材と溶け合って収縮する時に出来る、溶接部と母材の境界部の凹み(やせ)の事をいいます。
- スパッタとは?
溶接中に溶接棒や、母材に付着している不純物が微細爆発して、小さい溶融金属が周囲に飛散付着することです。
- 焼けは発生しませんか?
部品が薄い場合や、奥深い個所、一ヶ所に集中して溶接する場合は焼けが発生する場が有ります。
- 反りは発生しませんか?
焼けの場合と同じく、部品が薄い場合は反る場合があります。
反る場合は反りを補正する為の溶接を施す場合もございます。- レーザー溶接は溶け込みが深いと聞いておりますが?
当社のレーザー溶接機の照射部分は肉盛溶接用に開発されていますので、深い溶け込みは得られ難いです。
条件を強くすれば溶け込みますが、材料が飛び散るような感じの溶接跡になります。
薄板等の接合溶接には向いています。- 非鉄金属でも溶接可能でしょうか?
- アルミニウム、銅合金、チタン等も溶接しておりますが、問題が発生する可能性が有る場合は事前にご説明させていただきます。
- 度にどの位の量を盛れますか?
当社ではφ0.05mm からφ0.9mm 程度までの溶接棒を使用しております。
レーザー肉盛では多く盛るのは苦手としていますが、当社では溶接方法を工夫して必要な場合は溶接できるようにしております。- ヒケは発生しませんか?
- レーザー溶接なので他の溶接方法に比べてヒケは小さいですが、「ゼロ」では有りません。
また、母材材質が快削鋼や窒化処理、溶接する部位によってはヒケが発生す事があります。 - 「巣」は発生しませんか?
母材の材質、加工状態、汚れが落ちない部分やシールドガスが届かない奥の部分等は巣が発生する確率が高いです。
(発生しても小さな巣です)- 母材と全く同じ材質の物で溶接してほしいのですが?
- 出来るだけ母材と同じ共材を使用しますが場合によっては、溶接が上手く出来ない場合が有ります。
その場合は別の材質の物を使用しております。 - 金属が固くても、軟らかくても問題ありませんか?
- 軟らかい場合は特に問題有りませんが、固すぎる場合はマイクロクラックの 発生や、母材から剥離する事が有ります。
また、硬度が低くなる場合もあります。 リスクのある溶接の場合は、事前にご説明させて頂きます。 - 母材の機械加工方法によって、肉盛溶接後に再加工しても問題は発生しませんか?
高硬度材の放電加工された部分への溶接はマイクロクラック、巣の発生の可能性が高いです。
問題が発生する可能性が有る場合、硬度を下げてリスクを少なくする溶接方法を提案させていただきます。